東山日記

(最近の書き込みは こちらにしています)

東山の寺社街の中にある、観光客さえいなければ静かなところに居を構えています。
ちょっと古くさく歴史あり,しかも自然あふれる 環境が気に入っています。

 

今年は,町内第6班の班長を命じられました。班長の仕事は??を説明してくれた,町内会副会長さんによると,「誰か死んだら,町長に連絡すること。それぐらいかな〜〜」っていったい,東山って....。実際高齢化しているだけにちょっとこわい。でもがんばりたいです(20050405)。

ところで、ここに住んで気付いた東山の不思議(&野生)について。てっきり東山って町中だと思っていたら、山とつくだけあって、とんでもなかったわ〜〜〜。

ザクロ登場(20051014)new!
朝,ダンナがこねこの鳴き声がすると大騒ぎ。窓から外を見ても姿が見えないので,玄関まで出てみても,やっぱり姿は見えず....。と思っていたら,どこからともなく一ヶ月たつかたたないか位のこねこが,私めがけて走ってくる。階段もよじ上る。これ以上ネコを飼うわけにはいかないと,逃げても,どこまで追いかけてくる。結局,かわいさに負けたダンナの「捕獲!」命令により,うちに中に招き入れてしまいました。

卯辰山の寺社街ですもの(20050530)
早朝6時半に訪問者がありました。隣の真成寺さんに電話したいから電話を貸してくれとのこと。彼女は「しんせいじ」と読んでいたため(ほんとは「しんじょうじ」)よそ者であることは明白。しかも今時「電話を借りにくる=携帯持ってない」の不思議ちゃん。市役所から,某大学の工学系の学生が町並み調査のアンケートに行くから協力するようにとのお達しをもらっていたので(はは〜ん,世間知らずの学生が常識もわきまえずにやってきたな)と思ってたら....
電話の内容,彼女曰く「あの,相談に乗ってもらいたいことがあるんです。私悪霊に取り憑かれてて,魂がどっかにいっちゃいそうなんです。畳の上に粉が....」私の内心の叫び「はあぁぁぁ?????」さすがに真成寺さんは相手にしなかったようで,彼女は門を開けてもらえずすごすご帰っていきました。いったいいったいどういうこと???悪霊に取り憑かれていると告白した人を初めて見ました。これも東山ゆえ??

野生その1)うめ爆弾。真夜中になにか大きな物がふってきたような大きな音が時々響き渡ります。すわっなにごと?と思ったら、たわわに実った梅が落ちた時にたてる音でした。梅干しも梅酒も作る気がないので、ちょっともったいないわ。

野生その2)へび。むかでやだんご虫はあきらめよう。でもまさかへびまででるとは.....。

野生その3)外で野良猫が喧嘩している。スワッと外へでたがどこにも見当たらない。声をたよりに探してみると,どうも家の中から聞こえてくる。縁の下をのぞいてみるとポン太(近所のおばあちゃんたちがそう呼んでいた野良)と目が合った。まったく縁の下に野良猫に入り込まれるなんて....(2003.8.21)

続編)進論の調査で能登から帰ると,へその緒をつけた赤ちゃん猫が段ボールに入って部屋の中に鎮座ましましている。だんなによると縁の下でぴーぴー音がするので見に行ったらこいつらがいたとのこと。
後日談:結局そいつらは死んじまった...悲しい。

不思議その1)洗濯ひも。寺社区域にあるだけあって我が家の周りにはお墓がいっぱい。7月の半ばを迎えようというこの頃、お墓のあちこちに洗濯ひもがわたされている。梅雨もあけてないのに虫干しでもする気なのかと不思議に思っていたらどうやら盆に備えていたらしい。今その洗濯ひも(と私が勘違いしたもの)にはキリコがぶら下がっている。キリコってこういうふうに使う物だったのねと、金沢に来て以来の不思議にも答えをもらえて、合点合点の夏である。

不思議その2)さてその盆である。家の周りから「ち〜ん」という鐘(鉦?)の音と和尚さんのお勤めの声が聞こえてくる。なんと盆のお参りに住職が読経しているのである。実家では読経は仏壇の前で行い、お墓ではお参りするだけだったのでちょっと不思議な感じ。

不思議その3)家から駐車場までの道すがら数珠が落ちていた。落ちているのかどうか、木の切り株の上に置いてあるのである。お参りに来た人が落としていったのを拾った人がここに置いていったのかななどと類推していたら、ある日その数珠がなくなっていた。あっ持ち主があらわれたのかと思ったらさにあらず。数珠は移動して、お寺の門の入り口に。またしばらく経ったらさらに動いてお墓の土手上に。まるで逃げ水のように移動する数珠。いったい誰が動かしているのか?この一ヶ月あまり、転々としている。頼むから怪談話しにだけは結びつかないでほしい。

不思議その4)実はこの家、築年不詳である。リフォームを頼んだ大工さんに聞いたら100年以上はたっとるやろとのこと。通りすがりのじっちゃんは大正10年にはたっとったと証言(とはいえその人がその頃生まれていたとは思えない。いわゆる郷土史家?なのだろうか?そのじっちゃんの素性もなぞだ)。古くっても、私には居心地のいい新居である。

不思議その5)週末は,天気がよければ東山界隈を徘徊することを趣味としている。山あり谷あり,なまった体をゼーゼー言わせてうろうろする。最近私の散歩道のあちこちに,100ccのビーカーほどの大きさの,黒い瓶が置いてあるのに出くわす。プラスチックの蓋付きである。しげしげ見ると,どうもローヤルゼリーの瓶であるらしい。いったいだれが,何のために置いているのだろう?(20040120)