第3回若手研究者研究発表会報告

2010年9月5日に日本粘土学会若手の会主催第3回若手研究者研究発表会が開催されました。開催にあたり、名古屋大学の鈴木先生・島根大学の笹井先生には会場の準備など多大なご協力をいただきました。

日本全国から学生(4年生、修士課程および博士課程)が18名、若手社会人が11名、全員で29名の参加がありました。

第3回若手研究者研究発表会は講師の先生の講演が2件と、若手研究者の口頭発表が5件、テーブルディスカッションが9件行われました。

地球科学分野の講師として、千葉大学大学院理学研究科の井上厚行先生に「粘土鉱物の生成と変化:現状と課題-カオリン鉱物を例にとって-」という題目でご講演いただきました。カオリン鉱物を題材に、地球科学分野における粘土鉱物研究の目的と意義を様々な例からご説明いただきました。

材料・化学分野の講師として、山口大学大学院医学研究科の川俣純先生に「粘土鉱物を用いた夢のある新素材の創製に向けて」という題目でご講演いただきました。特にポスドクや若い研究者を対象に、将来の粘土研究の方向性について貴重なアドバイスをいただきました。

 
若手から、地球科学分野では九州大学D1の三好陽子さん、金沢大学M2の山田さんの研究発表がありました。

  
化学・材料分野では、関西大学M2後さん、山口大学M2松永さん、山口大学D2鈴木さんの研究発表がありました。時間を十分にとり、活発な議論が行われました。


福士の代表任期が終わり、次期代表を山口大学の鈴木さんに引き継ぎました。3年間大変ご迷惑をおかけいたしました。またお世話になりました。今後の若手会の発展を願っています。(文責:福士圭介)