第1回若手研究者研究発表会報告

2008年9月2日に日本粘土学会若手の会主催第1回若手研究者研究発表会が開催されました。開催にあたり、日本粘土学会から日本粘土学会振興基金と標準粘土広告代としての援助をいただきました。

日本全国から学生(4年生、修士課程および博士課程)が33名、若手社会人が9名、全員で42名の参加がありました。

第1回若手研究者研究発表会は講師の先生の講演が2件と、若手研究者の口頭発表が6件、ポスター発表が13件行われました。

地球科学分野の講師として、物質材料研究機構の中澤弘基先生に「粘土科学の”蟹工船”」という題目でご講演いただきました。講演内容は今も正しい粘土科学の基本問題に関する先生のこれまでの研究活動についてお話いただきました。講演は大変わかりやすく多くの質問が若手研究者からなされました。



材料・化学分野の講師として、名古屋大学大学院工学研究科の笹井亮先生に「機能性材料分野における粘土-粘土でなければならない研究をめざして」という題目でご講演いただきました。機能性材料分野における粘土研究のレビューと今後の展開についてお話いただきました。今後の研究に対するサジェスチョンに大変とんだご講演で、多くの若手研究者が大変刺激を受けたようでした。

若手からはM2とD3中心に口頭発表を行っていただきました。一つの講演に25分の時間をとり、十分に議論を行いました。ポスター発表では若手会が終了する21時過ぎまで活発な議論が行われました。