第2回若手研究者研究発表会報告

2009年9月12日に日本粘土学会若手の会主催第2回若手研究者研究発表会が開催されました。開催にあたり、岩手大学の成田先生・トピー工業の太田さまよりご援助をいただきました。

日本全国から学生(4年生、修士課程および博士課程)が31名、若手社会人が10名、全員で41名の参加がありました。

第2回若手研究者研究発表会は講師の先生の講演が2件と、若手研究者の口頭発表が4件、ポスター発表は前回より大幅に増え、20件行われました。

材料・化学分野の講師として、岩手大学大学院工学研究科の成田榮一先生に「陰イオン性粘土(層状複水酸化物)と共に25年」という題目でご講演いただきました。講演内容は成田先生のこれまで25年におよぶLDH研究についてでした。LDH研究の発端や苦労など、論文ではなかなか知ることのできないお話をお聞きできました。



地球科学分野の講師として、北海道大学大学院工学研究科の佐藤努先生に「自然から学ぶ地球工学技術」という題目でご講演いただきました。地球環境を配慮したこれからの工学技術は自然から学ぶべきである、という佐藤先生の持論をこれまでの研究を例にあげ丁寧に解説していただきました。

若手からはM2とD2中心に口頭発表を行っていただきました。一つの講演に25分以上の時間をとり、十分に議論を行いました。ポスター発表では21時過ぎまで活発な議論が行われました。