地球は卵のような構造をしていて、殻(=地殻),白身(=マントル),黄身(核)で構成されています。
我々は、通常は殻の上に住んでいます。しかし、一枚殻を脱ぐと、そこはマントルが広がっています。
マントルを構成している岩石は、我々が通常見ている岩石と全く違うと考えられています。
マントル物質が火山岩に「捕獲」されて地表に運ばれた例(左)。マントル物質は高い絶景の場所に露出している事が多い(イタリア フィネロ岩体 2011年調査風景)
左がロシア,バイカル湖付近Vitim地域のざくろ石(赤い結晶)を含むレルゾライト。荒井教授所有。
地球の大部分を構成しているマントル。マントルの変動が、地表の環境変動にも大きな影響を与えています。
月に行って直接岩石を採取できた人類も、いまだにマントルから直接ものを採取できていません。
マントルでは何が起きているでしょうか?
マントルをどうやって研究しているのでしょうか?
生命の発生もマントルが関わっている可能性が高いです。
マントルの世界をのぞいてみてください。
本研究室では、人類初のマントル直接採取を目指します。
そして,その先にある地球外惑星探査に人材を送り込む事を、遠いけど近い将来の目標としています。
上の写真右はアボガドです。形は丸くありませんが,マントル相当層(おいしい食べれる身の部分)の色がマントルかんらん岩のかんらん石のオリーブ色に似ているので、なかなか気に入っています。
2008年度に,町君,長島さん、原さん、名内さん、鈴木君が写真をとってくれました。
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