Lava Flow Project−溶岩流のモデリング

火山熱流体 VTF Project = LavaSIM

 次世代溶岩流シミュレーター LavaSIMを防災科学研究所,日立製作所電力・電機開発研究所,東北大学との共同研究で開発中。従来の溶岩流シミュレーションコードと異なり,3次元解析モデルである。地形上の溶岩流の到達面、温度及び厚さ分布のほか、溶岩ローブや溶岩堤防の形成、クラストを乗り越える液状溶岩など、溶岩流の多様な現象を解くことができる。

 溶岩流の組成や物性値、流出時の温度、流出流量などの計算条件に、対象溶岩流の停止直後、あるいは対象の火山で過去に流出した溶岩流の地学的、地球物理的測定結果を用いている。

主なフィールド:

実例1:伊豆大島1986年C溶岩のシミュレーション

     日高ほか(2003)より

実例2:富士山御殿場市防災マップのための溶岩流シミュレーション
 200m3/sで宝永山北側斜面から噴火した場合。噴火開始後5日目

      H16.2.7 静岡新聞朝刊1面より

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