16. Umino, S., 1992. Grain-size variations. In H. Dick, J. Erzinger, et al., Proc. ODP, init. Repts., 140: College Station, TX (Ocean Drilling Program), 59 - 61.

ODP504B孔のシ−ト状岩脈群を貫く440 mのコア試料の石基斜長石,磁鉄鉱の粒径は下へ向かって徐々に粗粒になったり,細粒になったりした後に,突然ジャンプするジグザグな変化を示す.この粒径変化から,厚さ平均4 m (0.7-8.5 m)の重複岩脈のセットを同定した.このような重複岩脈はプレ−ト拡大時に生じることが期待される.この岩脈群を生じたコスタリカリフトの拡大速度は7.2 cm/yであるから,平均4 mのプレ−ト拡大事件は約112年に1回の率で起こったと考えられる.

 

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