5. 海野 進・白木敬一・黒田 直,1988. 小笠原諸島−世界初のモホ−ルに向けて−.荒牧重雄・新妻信明(編),陸上学術ボ−リングワ−キンググル−プ,陸上学術ボ−リング 候補地集II35 - 61.

小笠原諸島は世界有数の高フリ−エア異常とボニナイトで知られている.同諸島の地質,層序,地磁気模様,高温・高圧実験によるボニナイトの生成条件等を総合した結果,同諸島の地下には雁行状に配列した北北西−南南東走向の平行岩脈群,さらにその下,地下約 10-12 km のモホ面直上にはボニナイト系列の深成岩体があると考えられる.従って,同諸島は現有の技術で実現可能なモホ−ルとして最も有力な候補地である.

 

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