ここは木原 (鉱物学・結晶学グループ)のページです 
    
最近の論文はここ   (ページの更新日  2001/09/17

 Papi and Mimi と

研究分野の紹介
X線精密構造解析の研究を中心として,鉱物や合成結晶の性質,現象の研究・教育を行っています. 特に微細な単結晶を使った高温構造解析では石英を始めとするシリカ鉱物や関連物質の研究に特色があります.ここ数年は

(1)高温高圧下での結晶の振る舞い.(いわゆる構造相転移),
(2)
炭酸ガスやメタンガスを格子内に取り込む事の出来るクラスレイト鉱物や結晶の探索とそれらの結晶構造の研究
(3)
水分子を含む鉱物の結晶構造

等の問題に原子のレベルから迫るため上記の回折法と同時に格子力学分子動力学法による計算機シミュレーションを組み合わせた研究システムで研究を行っています.また粉末試料による構造解析法(パターンフィッティング法)による構造変化の研究も行っています.学生諸君はこれらの手法を会得することにより,応用材料研究分野にも進むことが可能です.

 卒業生の進路: 大学院前期課程(以前の修士)修了者は高機能性セラミックス半導体等の企業の研究開発部門,学部卒業者は役所等を含めた多岐に渡る方面,というのがおおよその進路です.特に,大学院修了者は”石”即ち結晶性物質の各種の研究手法を身に付けているので,他では得られない貴重な人材として,企業に受け入れられているようです. 「地質関連企業だけではなく,最先端素材産業等でも活躍できる人材の育成」が重要な使命の一つと心がけています. 

 このページの内容についての質問は右記にどうぞ.mailto:kuniaki@kenroku.kanazawa-u.ac.jp