2006年度環境サマースクール
ロシア・バイカル湖巡検
8月5日−8月12日


 
 

金沢大学21世紀COEと名古屋大学との共催で開催している環境サマースクールが,ロシア・ バイカル湖にて行われました。

巡検日程
5日:新潟空港からイルクーツクに移動
6日:スルリヤンカへの巡検
1)スルリヤンカ近くの高台から,だいたいの地質構造の説明
2) Archaean(始生代)のMarble(大理石),およびProterozoic(原生代)のSchistに貫入したペグマタイト露頭の観察。ただしこの地質年代が何の時期(変成年代?定置年代?)を示すのかは不明。目指すペグマタイト露頭への道が立ち入り禁止になっていたため,鉱山跡でCarbonatite?(流体貫入部?)とSchistに境界部にできた,巨大黒雲母結晶やアパタイト結晶を観察
3) スルリヤンカ鉱物博物館の見学
7日:研究所の見学
1) 陸水学研究所の見学,および Prof. Grachevによる講義
2) 地球化学研究所における Prof. Kuzminによる講義
8日:リストビヤンカに移動してクルーズの開始
1)線路脇の露頭に上陸, 先カンブリア時代の露頭の観察。ミグマタイト。
2)アンガラ川近く(51°51'17"N, 105°37'26"E)で湖沼堆積物,および水試料の採取実習
3)ブグルジェイカサドル(52°31'36"N, 106°09'08"E)にて 水試料の採取実習,および採取試料の分取実習
9日:クルーズ
1)オルフォン島へ上陸,氷河地形について。
2) 湖沼堆積物試料の分取法の実習
3) ブグルジェイカサドル西側(52°27'22"N, 106°07'46"E)にて湖沼堆積物採集(二本)
10日:クルーズののちイルクーツクに
1)ペシャナ湾上陸,ポケットビーチおよび,風化花崗岩見学
2)リストビヤンカよりイルクーツクにもどる
11日:イルクーツク市内にて
1)フブスグル湖から採集されたコア(28m)の分取現場の見学
2)イルクーツク工科大学鉱物博物館の見学
3)アンガラ川・イルクーツク市内の見学
4)懇親会
12日:イルクーツクから新潟空港へ帰国

スライドショー

事前ミーティングについて


過去のサマースクールの様子については以下に紹介があります。

第一回目環境サマースクール(2003年度)

第二回目環境サマースクール(2004年度)

第三回目環境サマースクール (2005年度)